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シドニー生活を発信するブログ

オーストラリアでうまい水が飲みたいならブリタのフィル&ゴーを買え

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オーストラリアの水道水は飲める。

ということになっている。それはたしかにオーストラリアだって一応先進国なのだから水道水くらい飲めるだろう。でもよく考えてみてほしいんだけど、東京の水道水だって飲める。だからといって東京の水道水をそのままガブガブと飲む人は少数派なのではないだろうか。浄水器を使ったり沸騰させたり麦茶にしたりする人がほとんどなのではないだろうか。

そう考えるとオーストラリアの水道水は飲めるといえるだろうか。正確に言うと"飲めなくはない"というほうが正しいのではないだろうか。

 

僕はお腹が弱い。

 

お腹の弱い僕がオーストラリアの水道水をそのまま飲むのは勇気がいる。だから沸騰させたりスーパーで水を買ったりしていたんだけど僕は出会ってしまった。

ブリタのフィル&ゴーに。

 

BRITA fill&go

出会いはふとした瞬間

スーパーで1.5リットル80セントの水を買って生活していた僕はひょんなことから訪れた量販店BigWでブリタのフィル&ゴーを目にする。

ブリタといえばドイツの浄水器メーカーだ。蛇口に直接とりつけるものやポット型のものを製造している。しかし今回見つけたこのフィル&ゴーはボトルタイプ。

毎日毎日スーパーに行って1.5リットルの水を買うのはだるいなぁと思っていたそんな時期に偶然見つけたボトルタイプのこの浄水器には心がときめいてしまった。水をボトルに入れて飲めば、その水はもう浄水処理されているという驚きのシステム。

 

問題はこのフィル&ゴーは水を携帯するためのボトルとしては著しく価格が高いということ。たかだか水をいれておくためのボトルが20ドルもするのだ。しかもフィルターも定期的に購入して取り換えなければいけないらしい。

それならばスーパーで80セントの水を買ったほうがマシじゃないかと思ったのだが、突如僕の脳内ではものすごい速さの計算が行われた。

僕は週5くらいのペースで水を買っている。ということは週4ドル水にお金を使っている。フィルターの料金を考えたとしても6週間、つまり1か月半ほどで元がとれるのではないか。もしやこの浄水フィルター付きのボトルはものすごくお得なのではないか。

この事実の気づき、僕はフィル&ゴーを購入することにした。

 

フィルター

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このフィル&ゴー、飲み口のところに浄水フィルターがついていてボトルから水を口に入れる直前で浄水される仕組みになっている。このフィルターにはマイクロディスクというものが使われている。

このマイクロディスクは

  1. 遊離残留塩素
  2. 2-MIB
  3. テトラクロロエチレン
  4. ブロモジクロロメタン
  5. ブロモホルム
  6. 総トリハロメタン
  7. CAT
  8. トリクロロエチレン
  9. ジブロクロロメタン

以上の9つの成分を除去することができるらしい。

しかしなんのことやらさっぱりわからん。これらの成分が体や味にどんな影響を与えているのかも全然わからないし、ブリタ公式にも詳しい説明はない。

でも実際に飲んでみると水道水よりうまい。スーパーで買った水と遜色ないような気もする。とはいえ水の味にそこまで敏感なのかといわれると正直自信はない。思い込みでそう感じているだけかもしれないし、実際に水がうまくなっているのかもしれない。

ただ1つ言えるのは水道水を飲んで腹が痛くなったりしなくなったということ。それだけで僕は満足だ。

 

ただしこのフィルターはマグネシウムやカルシウムが除去されることはない。つまり硬水が軟水になる、ということはない。オーストラリアは広いので地域によって水の硬度はまちまち。北に行くほど硬水が出てくるイメージがある。田舎に行くと雨水をそのまま使っている地域もいまだにある。

幸い、僕の住んでいるシドニーの水道水は軟水なので日本人にとってはかなり飲みやすい部類だ。

 

フィルターは1枚で150リットルの水をろ過することができる。期間で言うと約4週間もつらしい。3枚で15ドルつまり1枚5ドル。1リットル約3セントの計算。スーパーの80セントの水ですら高く感じるほどのコスパの良さ。僕のような水ラバーは真っ先に買うべきだ。

 

使用感

もう毎日水を買いに行かなくてもいいのはやはり大きい。なんだかんだで水は重いからね。水を買ったら他のものを買うのは億劫になってしまう。オーストラリアにはコンビニってあんまりないし、高い。必然的に水はスーパーで買うんだけど、スーパーがかなり広い。土地だけはたくさんあるからね。で、水を買うだけでも結構歩かないといけなかったりする。まぁ、そのくらい歩けよって話なんだけど毎日は結構しんどい。重いし。

そのストレスからの解放はかなり大きい。水道水をいれて飲むだけ。めっちゃ楽。洗わなきゃいけないっていう新しくでる面倒なこともあるけど、水をいれるときについでにちゃちゃっと洗えばいいだけだし、水を買うよりも圧倒的に楽。

ゴミが減るのもかなりいい。毎日1.5リットルの水を買うとゴミがものすごく出る。オーストラリアのゴミ捨ては日本よりも圧倒的に楽だけどやっぱり面倒なものはめんどうなわけで。その量が減るのはかなり良い感じだ。

 

水はうまい。多分。

シドニーの水道水自体、日本と遜色ないくらい安全な水なので何がどう違うかといわれると特に語れることはないけど、うまい。と思う。プラシーボ効果的なものもあるかもしれない。ちょっと刺激が減ってやわらかい感じがする。臭いは完全にとれている。水道水っぽい臭いはしない。

 

信頼性

正直なところ味やフィルターの効果に関してはあまり詳しく書けない。個人では水質や成分をはかることはできないし、味も僕がうまいと思ったということしか伝えられない。

ではなぜ僕がこのフィル&ゴーをオススメするのかというと、その効果はブリタという企業の信頼度に担保されているからだ。浄水ポットというジャンルではこのブリタというドイツの企業は圧倒的に強い。世界的に展開しているし多くの人の支持を得ている。

浄水器というのはその企業が信用できるか、飲んでみてうまいと思うか、という2点が非常に大きいポイントになる。むしろそれだけ。それさえクリアしていればなんでもオッケー。で、ブリタに関してはその50年の歴史と販売数とレビューの多さが圧倒的だ。この点で僕は評価している。

そして水がうまいと思う。

 

使いづらいところ

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ちょっと気になるのが慣れるまで飲みづらさを感じるところ。フィルターを通しているので飲み口を吸わないと水が出てこない。ペットボトルの水をがぶ飲みしていた僕は慣れるまでちょっと微妙かなと思っていたけど慣れてからは最高の相棒となった。飲むのにちょっとコツがいるので慣れるまでがつらい。

それから飲み口の引っ張り上げるところ。ここが固い。これも慣れるまではつらいかもしれない。

 

とにかくこのウォーターボトルには慣れが必要だ。慣れるまでは、あれ、これは自分が欲しかったものではないかもしれない、と思うんだけどそこを乗り越えるともう最高。このボトル無しでは水が飲めない体になる。

 

そんな感じで水を買うくらいならブリタのフィル&ゴーを買っちゃったほうがいいのではないかと思う。

オーストラリアではcoles, woolworhsをはじめBigWやDavid Jones, Myerなど結構いろんなところで取り扱いされている。

日本ならアマゾンで買うのが一番楽なんじゃないかな。