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母親が15年くらい崇教真光にハマっていた話 part 3 巡礼編

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僕の母親は僕が2歳の頃から15年くらい、とある宗教にハマっていました。崇教真光というやつ。すうきょうまひかりと読みます。いわゆる新興宗教です。

 

幼少期、母に連れられて旅に出ることがよくありました。そう、聖地巡礼のために。

果たして巡礼の旅の向こう側には何があるのでしょうか。

 

 

聖地巡礼の旅

世界総本山

岐阜県高山市に崇教真光の本部、世界総本山があります。

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画像引用元:wikipedia

 

こんな感じの。金色の屋根がセンス抜群です! すごいですね。

 

教祖が東京出身なのになぜわざわざ岐阜に本部を置いたのかはわかりませんが、おそらく土地が安かったのでしょう深いわけがあるのでしょう。

崇教真光公式ウェブサイトによると宗教宗派問わず、誰でもいつでも参拝できるみたいです。

 

幼い頃の記憶しかないんですが、世界総本山の敷地はかなり広いです。大きい噴水とかがあったような気がします。建物の中も広くて、武道館とかそういうレベルの大きさ。

 

祭事

さて、聖地巡礼といってもただ行くだけでは面白くない。どうせ行くなら教祖様にも会いたい! というわけで、地方の信者は教祖様に会える日を狙って参拝します。

教祖という呼び方はよくないな、教祖ではなくて教え主様です。ちなみに初代は救い主様と呼ばれているみたいです。うーん、荘厳な響き!

 

その教え主様を確実に拝める日は年に何度かあります。確定ガチャイベント的なやつですね。大体月1くらいのペースでやってるみたいなんですが、ウィキペディアによると

毎月、世界総本山にて神祭り(1月・元旦祭、2月・立春大祭、11月・秋季大祭、12月・大炎開陽霊(オオハラヒ)祭、それ以外・月始祭)が行われている。

引用元:wikipedia

 

なんか聞いたことあるような無いような。ともかくこういうイベントに参加すると教え主様の説教が直接聞けるというわけですね。

参拝

イベントに参加するにしても我が地元青森県から岐阜県まで行かなければいけません。どうやって行くかというと、バスで行きます。各地域支部でバスを貸し切ります。そして、朝に着くように時間を設定して夜に出発します。つまり深夜バス。相当タフな信者でなければ参拝は難しいのです。

その深夜バスに当時未就学児だった僕を乗せて、聖地巡礼していたのですから、母親はかなり熱狂的だったと言えるでしょう。

旅の安全

夜のバスに乗り込むと、旅の安全を祈願して祝詞を乗車している全員で唱えます。これがまた、なんというか、ものすごい新興宗教感丸出しというか


こんな感じのを深夜バスで信者たち揃ってやっているわけです。子供ながらに運転手はどう思ってるんだろうとか、考えていました。それとも運転手も信者なのか?

 

イベント内容

イベント内容は意外と普通で、話を聞いたり、歌を歌ったりとかそういう感じでした。でも話はものすごく長かったような感じがします。

それから教え主様がお浄め(手から波動が出るというアレ)を会場全体に向けてするんですが、波動が強すぎて頭を伏せていなければ危ない、ということでみんなで頭を伏せて波動を浴びるみたいなことをしていました。すごいですね。そんなに波動が強いとは、さすが教え主様。

歌は人類の歌とか総本山の歌とかがあって、みんなで手を繋いで歌ってるのがなんか、いかにもって感じでした。

その他の聖地

その他にも高山市内に神殿とか博物館とか聖地が何個かあります。その中のいくつかには連れていかれた記憶があります。それにしてもなぜ岐阜なんでしょうか……

 

まとめ

そんなこんなで母に連れられて、僕は何度も聖地巡礼をしていました。総本山は別にどうでもいいけど、高山のみたらし団子はうまいなぁと思っていました。

 

ではまた。