VodafoneのSIMカードプランを12か月契約しました【オーストラリア】
オーストラリアの大手携帯会社といえば
- Telstra/テルストラ
- Optus/オプタス
- Vodafone/ボーダフォン
の3社です。
先日、その大手3社の1つ、ボーダフォンの$35/月のプランを契約しました。
ボーダフォンは「料金そこそこ、通信エリア狭い、最も不人気」とウワサされていますが、なぜ僕がその不人気通信会社と契約したのか、その理由をここで紹介していこうと思います。
なぜ不人気通信会社Vodafoneを使うのか
プリペイドSIMがオーストラリアにいる日本人の主流
オーストラリアに滞在しているワーホリ&学生のほとんどが「SIMフリーのスマホでプリペイドSIMカード」を使っています。プリペイドはSIMカードを買ったその場ですぐに使えて、契約・解約の面倒が少ないので短期滞在や旅行をする場合はプリペイドSIMは使い勝手が非常に良いです。
僕も以前はオプタスのプリペイドを使っていました。僕が使っていたオプタスのプランは
- $30 3GB/28days
or
- $40 7GB/28days
という料金体系でした。
リチャージすると余ったデータを翌月に繰り越すことができるので$40と$30を交互に支払っていました。
プリペイドの弱点
オプタスのプリペイドには多少の不満もありますが、まぁ外国のケータイ料金というのはこういうものなんだろうなと思いながら使っていました。
プリペイドSIMの不満点を挙げると
- 使えるデータ量が少ない
- データ量に対して料金が高い
- 毎回のリチャージが面倒
- 期限内にリチャージをしないとデータを繰り越せない
などなど。
オーストラリアに来た当初はとりあえず使えればなんでもいいと思っていましたが、長く滞在するにつれて少しずつ不満点が増えてきました。
それと同時に他社にはもっとお得なプランが存在するのでは? という疑問がふと頭に浮かびあがりました。
ボーダフォンと格安SIM
そこで僕は大手3社のプラン、それから職場の友人の勧めで格安SIMについても料金を調べることにしました。
まず友人が強く勧めていた格安SIM会社CatchConnect
$15 3GB / $25 11GB / $35 20GB
かなり安い。オプタスの通信網を使っているので電波も安定してそうです。これは他社のプランを圧倒しています。プリペイドSIMでは現状で最強かもしれません。
yomojo, boostなども捨てがたい。
もうほぼ格安SIM、キャッチコネクトに傾いていますが、一応大手キャリアも調べました。そして出てきたのがボーダフォンのこのプラン。
$35で35GB!? しかも毎月!
年末年始に契約した人のみのキャンペーンのようですがデータ量がやばすぎです。キャッチコネクト?なにそれ?状態。
もうこれを使うしかありません。
長期契約
注意してほしい点はこのプランは12か月契約だということ。 プリペイドのようにいつでも好きなときにサヨナラ、というわけにはいきません。また今後これより良いプランが出てきた場合に変更するのがちょっと面倒です。
短期滞在の場合や住環境が変わりやすい場合は利用するのは難しいかもしれません。
逆に学生や1か所に長期滞在すると決めている人の場合は12か月/24か月プランはかなりお得です。
支払いも毎月カード引き落としなのでリチャージがなくて楽々です。
なぜボーダフォンは不人気なのか
しかしいくらプランが良いとはいえ、不人気とウワサのボーダフォン。不安です。
ではなぜボーダフォンは不人気といわれているのでしょうか。各メディアの意見を参考にするとこうです。
- 通信エリアが狭い 特に都市部以外
- 使っている人が少ない、周りにいない
- 特徴がない、料金体系が普通
これらは利用者にとって不利に働くでしょうか。
通信エリアはテルストラと比べると確かに狭いですが、僕のようにシドニーやメルボルンのような都市部に長期滞在する場合は問題ありません。
以前はどのキャリアも他社との通話は有料でした。しかし最近では国内通話、SMSはどのキャリアも無料です。周りの人がどの会社を使っているか、というのは問題ではなくなりました。それにシェアが低いといっても20%弱くらいはあるので5、6人に1人はボーダフォンです。
料金は先述したようにキャンペーン中を狙えばどのキャリアも敵わない圧倒的なプランを利用することができます。他社でも同様のキャンペーンは行われていますが、ボーダフォンは他社に比べてキャンペーンの頻度は(体感的に)高いような気がします。
こう考えてみると僕は「ボーダフォンは不人気=使い勝手が悪い」という噂に踊らされていただけなのではないかと思います。
そもそもシェアが20%程度あるならきっとどこかに利用する価値があると考えるのが妥当です。
契約に行ってきたよ!
ということでさっそくボーダフォンショップに行って契約してきました。今回は彼女の友人が働いているということでシドニー、ジョージストリート店を訪れました。
契約に必要なものは
- パスポート
- 学生証(フォトID)
- 支払い用の銀行カード
の3つでした。
ファミレスのボックスシートのような場所でゆったり雑談しながら手続きをするのがオージースタイルのようです。契約は30分くらいでできました。
今まで使っていたオプタスの電話番号の引継ぎ(MNP)も簡単にできて契約終了後すぐにボーダフォンのデータを使うことができました。
35GBもデータ必要か?
そもそも月に35GBも必要なのかといわれると、確かにそんなに必要ではないかもしれません。
しかし、データ量を気にしながらの生活から解放されるというのは僕にとっては非常に大きな意味があります。僕は比較的にデータをかなり使うタイプなので外出先でバンバンデータを使えるのはありがたいです。
月$35という価格はオーストラリアの物価を考えると安いほうだと思います。他社の同価格帯プリペイドプラン($25~$40)ではだいたい3GB~10GB/月くらいのデータ量を貰えます。おそらく10GBもあればほとんどの人にとっては十分です。
でもどうせ同じ価格帯ならたくさんあるほうがいいじゃないか! と思いませんか?
低価格のSIMを紹介しているウェブサイトすべてに書かれているのが
- 動画を見たり音楽をダウンロードしなければこれくらいで十分
- 家でwi-fiを使えるならこれくらいで十分
というこの文言。これが僕は前々から気に入らなかったのです。
本来スマートフォンというのは電話もネットも音楽も写真も動画もなんでもできる、しかもそれを自由に持ち運べる夢のツールのはずです。それなのに外出先ではほぼ使わず、wi-fiがある自宅だけでは自由に使える、なんて馬鹿げています。外で使わないなら毎日スマホを持ち歩く意味がどこにあるんだ。
僕もつい先日まではそのようなwi-fi難民状態でしたが35GBもあれば好きなだけいつでもどこでも使えます。
オーストラリアの場合、シェアハウスに住んでいる人がほとんどで自分で家を借りてネット回線を引いて使っている日本人は少ないと思います。
僕の経験ではシェアハウスのwi-fiはかなりの確率でスピードが遅いです。接続端末が多かったり部屋の位置がルーターから遠かったりするのが原因です。これはかなりのイライラポイント。でも35GBあればwi-fiが調子悪くても問題なしです。動画でもなんでも見放題です。
テザリングでどこでもラップトップが使えるのも最高。
まとめ
僕がプリペイドSIMに感じていた
- 使えるデータ量が少ない
- データ量に対して料金が高い
- 毎回のリチャージが面倒
- 期限内にリチャージをしないとデータを繰り越せない
これらの不満点をボーダフォンのプラン$35 SIM Only Plan-12 Monthは見事に解決してくれました。
12か月という縛りはありますが、他のプランよりも圧倒的にお得で使い勝手がいいプランです。長期滞在する予定の人は検討してみてはいかがでしょうか。
ワーホリでも初月に契約すれば最終月に解約料がかかりますがそれでも十分お得です。
ちなみに今回のキャンペーンは2019年1月中旬で終了するようですが、季節のイベントごとに同様のキャンペーンが行われる可能性が高いです。また、オプタスも同様のキャンペーンをやっていることがあります。SIMを買う前にリサーチすると想像以上のプランに出会えるかもしれません。
ということで不人気通信会社ボーダフォンと契約した話でした。
ではまた。