僕が電子辞書ではなく紙の辞書を使う理由【英語学習コラム】
英語学習や洋書を読むにあたって、僕は電子辞書ではなく紙の辞書を使うようにしています。
紙の辞書を使うのは効率が悪いように思えますが、長期的に記憶を定着させることを考えると電子辞書より効果的です。
記憶の定着には声に出す音読や暗唱が有効的であるといわれています。視覚や聴覚を同時に刺激することで脳が活性化されるためです。
紙の辞書を使うとページをめくる動作や複数の単語から目的の単語を探すという動作が行われます。これにより視覚聴覚以外にも触覚も刺激されるため、記憶の定着率が高まるのではないかと僕は考えています。
なぜ僕が紙の辞書を使うのか
電子辞書に対する懐疑心
僕は高校時代からかなり長い時間、電子辞書を使って英語の学習をしてきました。しかしワーキングホリデーでオーストラリアを訪れ、本格的に英語を勉強しようと思い始めたころ、ある疑惑が僕の中で浮上してきました。
「電子辞書を使っていると単語が覚えられないのでは……?」
英語の小説を読んでいて何度も同じ単語の意味を調べているうちにふとこう思ったのです。一度調べたはずの単語が覚えられないのは電子辞書のせいなのではないかと。考えてみれば単語を覚えるときには単語帳を使ってきました。紙という素材、本という形が記憶の定着に効果的なのではないかと僕は考えました。
単語を覚えるために反復して見返したり、その単語の持つ総合的な意味合いを理解するには紙の辞書のほうが効果的です。
さっそく本屋に行ってジーニアスという辞書を購入しました。
使用感・使用法
あたりまえですが1つの単語の意味を調べるための時間は圧倒的に長くなりました。その分記憶にも残りやすいような気がします。調べた単語1つずつに蛍光ペンでマークしていくのも充実感があって楽しいです。
僕は基本的には洋書を読むときなど期間の設定のない英語学習に使用しています。わからない単語はすべて調べます。そして調べた単語すべてを蛍光ペンでマークしていきます。覚えられずに何度も調べてしまう単語のページには付箋を貼ったりもします。このペンを入れたり付箋を貼ったりするのが自分の辞書をカスタマイズしているようで楽しいです。
むしろこのカスタマイズを進めるために本を読んで単語を調べて勉強しているような部分もあります。
ちなみに蛍光ペンはフリクションを使うとウラ写りしないのでオススメ。辞書の紙は薄いので普通の蛍光ペンだとウラ写りしてしまいます。
電子辞書も併用してますよ
しかし紙の辞書はTOEICなどの試験の学習には時間がかかりすぎて不向きです。また重さやスペースの関係上、外出先で使うのも難しいです。
状況に応じて電子辞書と紙の辞書を使い分けています。スピードの速さが最大のメリット。しかし僕の場合、電子辞書だとどうしても記憶に残りにくいような気がします。
まとめ
僕が紙の辞書を使い始めて一番変わったことは、単語を調べるのが楽しくなったということです。単語を調べてマークしていくと自分だけの辞書を作っているという感覚があります。
ジーニアス英和辞典には約105000語が収録されています。対してネイティブスピーカーの語彙数は約30,000語程度といわれています。ジーニアスの3分の1を使いこなせたらネイティブレベルになれるかも!?
ではまた。