オパールカードってなんなのさ【シドニーの交通事情】Opal card
2016年8月、NSW州の公共交通機関では紙の切符、回数券が廃止になりました。
そしてオパールカードしか使えないようになりました。
オパールカード……
なにそれ。
オパールカードってなんなのさ
オパールカード Opal card は公共交通機関の料金を支払うためのICカードです。電車、バス、フェリー、ライトレール、NSW州の乗り物はこのカードを持っていればだいたい乗れます。
逆にオパールカードが無いと乗り物に乗れません。
(一応片道用のオパールカードもありますが料金は割高。普通のオパールカード自体は無料なのでわざわざ片道オパールを買う理由がない)
紙の切符の時代は終了です。
オパール……?
オーストラリアを代表する鉱石がオパールなんだとか。
そしてブラックオパールがNSW州でよく採れるのだとか。
「めっちゃオーストラリアっぽいし短くて言いやすい」ということで新ICカードの名前を決める際に665個の候補の中から選ばれました。
カンガルーカードとかコアラカードにならなくてよかった。
オパールカードの買い方
オパールカードが買える場所には「オパールカード売ってますよ」という旗やマークが掲示されています。
基本的にはコンビニ、スーパー、ニュースエージェンシーなどで売られています。チャージもそれらの店舗でできます。どこにでもあるのでカードが売ってなくて(チャージできなくて)バスに乗れない、ということはまず起こりません。
ほとんどの駅構内でオパールカードが買えないのがちょっと不便です。空港、セントラル駅では窓口で買うことができます。
買うときにいくらチャージするかを聞かれます。最低10ドルからチャージできます。カード自体は無料です。初回は20ドルくらいチャージしておくと色々都合が良いのではないかと思います。
カードはオパールカードの公式ページからオンラインでも買うことができますが、郵送に時間がかかります。店で買えるカードと一緒なのでわざわざオンラインで買う理由がありません。
普通の大人用カードとは別に子供用カード、学生用カード、老人用カードがあります。
乗車料金が割引になりますが、それぞれ購入時に条件があります。
オパールカードの使い方
乗るときにタップ、降りるときにタップ。
日本のICカードと同じです。日本のICカードよりもタップの反応が遅いのでちょっとストレス。1cmくらい浮かすのがコツ。
チャージ
オパールカードのチャージ(top up)は各駅にあるこの機械でできます。
カードを入れて、チャージする金額を選んで現金かカードで支払いです。
片道チケットもこの機械で買えます。
コンビニ、スーパー、ニュースエージェンシーでもチャージすることができます。
チャージはアプリが一番便利
一番便利なのがスマホアプリでのチャージ。
アプリで自分のオパールカードを登録すると、アプリ経由でチャージすることができるようになります。
また、アプリを使うことで残高、使用履歴、ルートの検索、割引まであと何回乗ればいいのか、を確認することができます。
弱点はチャージされるまでに時間がかかる(15分~60分くらい)こと。それからルート検索は他にもっと便利なアプリがあること。
料金
NSW州の公共交通機関の料金体系は非常にわかりづらいです。誰だこんなわかりにくくしたのは。
基本的に料金は移動距離で決まります。電車の場合は初乗り3.54ドルで10キロから20キロ以内なら4.40ドルという感じです。
しかも電車、バス、フェリー、ライトレールそれぞれ料金が違います。
割引
細かい割引システムもたくさんあって、それがまた料金体系を複雑にしています。
・ピークタイム、オフピークタイム
シドニーの電車は7:00‐9:00と16:00-18:30、郊外の路線は6:00-8:00と16:00-18:30がピークタイムとして設定されています。ピークタイム以外の時間は料金が30%オフになります。時間は出発駅の改札でタップした時間が基準です。
このせいで夕方6時半前は改札前が非常に混雑します。
・9回目から半額
週に8回公共交通機関を利用すると9回目から料金が半額になります。
・料金の上限
月曜から土曜は1日15.80ドルを超えたらそれ以降はタダ。日曜は2.70ドルを超えたらタダ。日曜めっちゃお得。みんなブルーマウンテンズとかちょっと遠い観光地に行く。
1週間(月~日)で63.20ドルを超えたらそれ以降はタダ。
空港アクセス料は週29ドルが上限。
・1時間以内なら乗換えタダ
A地点→B地点→C地点と移動した場合。B地点での滞在が1時間以内ならA→Cの料金になります。1時間を超えるとA→BとB→Cの料金が取られます。カードをタップした時間が基準です。
これはわかりづらい。けどアプリでルート検索すると料金を表示してくれます。
まとめ
そんなこんなでオパールカードの紹介でした。
オパールカードのアプリはかなり便利なので絶対にスマホに入れておくべきです。
詳しい情報は公式ページをチェックしてください。
ではまた。