Travel Banana

シドニー生活を発信するブログ

ハルビンで茶会に招かれる 中国人の彼女と行く中国旅行

f:id:kogawahayato:20170119185819j:plain

 2017年1月、彼女とともに1週間ほど彼女の実家であるハルビンに滞在しました。

 ハルビンという町はとても寒くて1月の平均気温が‐18度とかそのくらいなんですけど、家の中は床暖房完備でとても暖かく、乾燥もしていなくて過ごしやすかったので、僕は基本的にソファでゴロゴロしていました。

 

 そんな僕の姿を見た彼女の母親は、観光が出来ずに可哀そうと思ったのか、はたまた僕のグダグダして不真面目な性根を叩き直そうと思ったのか、色々な場所へ僕を連れて行ってくれました。

 

 その1つがお茶会。

 

中国の茶会に招かれる

 彼女の母親の趣味がお茶と活け花ということもあって、茶会というか教室というかそういうところに連れて行ってもらいました。

 

f:id:kogawahayato:20170119183553j:plain

 

中国式のお茶の煎れ方

 適当にポットでお湯を沸かして煎茶を飲みながらダラダラ話すような会合かと思いきや、想像以上にちゃんとしてました。きちんとした作法があって、男性の飲み方はこうで女性の飲み方はこうで~みたいなのが色々とありました。が、決まってはいるもののそこはあまり厳しくないようで、楽しくおいしくお茶を飲むというのが中国のスタイルのようです。

  1. 茶壷(急須)、茶杯(小さな湯呑み)、茶海(大ぶりの器)、聞香杯(細長い器)などの茶器を茶盤(もしくは茶船)に並べ、熱湯を注いで茶器全体を暖める。各茶器の湯は使用寸前に捨てる。
  2. 茶壷に茶葉を入れ、高い位置から熱湯を茶壷から溢れるほどまで注ぐ。
  3. 茶杓(竹べら)を用いて茶壷に浮かんだ泡を取り除いてから、茶壷にゆっくりと蓋をする。
  4. 温度を一定に保つため、再度、茶壷に湯をかける。
  5. 茶葉を充分に蒸らしたら、濃度を一定に保つために茶海に茶を最後の一滴まで注ぐ。
  6. 茶海から聞香杯に茶を注ぐ(聞香杯を使うのは台湾の風習)。
  7. 聞香杯から茶杯に茶を移し、聞香杯に残った香りを楽しむ。
  8. 茶杯から茶を飲み、残り香を楽しむ。

 引用元:wikipedia-中国茶

 

 特徴的なのが、茶器をお湯で温めたあとにお湯を捨てるんですが、そのときに茶盤というすのこでできたテーブルのようなものを使っていました。

茶盤 竹製 中(鳳雅)RIMTAE

茶盤 竹製 中(鳳雅)RIMTAE

 

  世の中には知らない文化がたくさんあるんだなぁと思いました。

 

スポンサーリンク

?

 

中国茶の種類

  一口に中国茶といっても色々と種類があるようで、おおまかに分けると、緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶の6種類。

 

 分かりやすいところだと、ウーロン茶は青茶に分類されるようです。

f:id:kogawahayato:20170119190039j:plain

 ウーロン茶っぽいやつ。

 

 

f:id:kogawahayato:20170119194150j:plain

 黄茶?

 

f:id:kogawahayato:20170119195928j:plain

 これは日本の緑茶と同じ味がしました。

 

古箏を弾く

 一通りお茶を楽しんだあとは琴の演奏が始まりました。なんとこのお茶の教室は琴の教室も兼ねているらしいです。これが一石二鳥というやつか。

 正しくは古箏(こそう)というそうですが、かの有名な諸葛孔明が第一次北伐において、空城の計を用いる際に演奏していたとかしていないとか。

 

 最初は見ているだけだったんですが、弾いてみてもよいということで弾かせてもらいました。

f:id:kogawahayato:20170119211220j:plain

 中国語で書かれた楽譜の解読を試みるもよくわからず。ギターでいうところのアルアイレ、アポヤンドの奏法が明確にわかれていたり、爪ではじいたり、親指の奏法が色々あったりと、左手の押弦よりも右手の奏法が難しい楽器だと思いました。

 

 日本の和琴よりも、ボトルネックを使わないスチールギターに近い感じがします。ハーモニクスを多用するのもポイント。

 

 必死に耳コピしてみるものの全く理解していない僕の様子。

f:id:kogawahayato:20170119210855j:plain

 古楽器ながら、現代音楽で使われる平均律を採用しているので、分かりやすいといえば分かりやすい楽器でした。

 

まとめ

f:id:kogawahayato:20170119184248j:plain

 中国においてもお茶の世界は奥が深いのでした。ただ僕は大体のお茶はおいしく飲める違いのわからない男であることが判明してしまいました。どちらかというと写真を撮るのが楽しかった。

 感想:大体全部おいしい。

 

 ではまた。