オーストラリアワーホリ生活を振り返る 1年目その3 バナナライフ編
2014年11月、ついに僕は初めて外国での仕事をゲットしました。そこは広大なバナナファーム。体感気温40度を超える屋外で僕は汗水流して働くのでした。そんな過酷な環境の中、何を思ったか僕は1年以上働くことになります。
仕事を見つけるまでのダラダラしている様子は前回に記事で。
バナナファームライフ
バッパーから仕事の連絡が来て、明日の朝5時に郵便局の前で待っていなさいと言われました。僕がどこのファームで何の仕事をするのかを尋ねるとレセプションの女性は「そりゃあんた、行ってみないとわからないよ」などとおっしゃる。これで仲介業だというのだから驚きである。
そんなこんながありまして、僕はフレグラーという割と大きめなバナナファームで働くことになりました。時給は21ドル。この高時給は過酷さを物語っています。働く時間は朝6時半から3時まで休憩を入れて実働8時間(金曜日は6時間)。それを週5日。炎天下の中で働きます。
スペーディング
まず最初に配属されたのはスペーディングというポジション。これはスコップで小さいバナナの木を間引きしていく仕事です。なぜスコップでバナナの木を切るのかはまったくもって謎です。そしてこのスコップが非常に重い。どんどん体力が奪われていく。20人くらいのチームで行うんですが、熱中症患者続出。これは大変なところに来てしまったと思うものの、それは後の祭り。高時給の仕事をゲットした以上やりきるしかありません。仕事の後は熱中症による頭痛があったりしましたが、気合でなんとかしました。帽子と水分補給が必須! この作業は3か月くらい続けることになりました。体力つきました。
ケミカルインジェクション
仕事にも慣れてサボり方も覚えてきたころ、スーパーバイザーが言いました。「お前はよく働くからもうちょっと楽な仕事をやらせてやるよ」
もっとはやく言えよな、と思いつつ僕はインジェクションという仕事をすることになりました。
ピンク色した謎の液体が入ったボトルを背負って小さいバナナの木に注入していきます。その謎液を注入された木は3日後くらいに枯れます。なんなんだこの液体! 楽だけど地味に背中のボトルが重い。この仕事も3か月くらい続きました。
クラスター
いつものようにピンクの液体をバラまいていると、スーパーバイザーが言いました。「お前今日から屋内に移動ね」
どうやら屋内担当のスーパーバイザーがバイトをクビにしまくったせいで人が足りないらしい。なぜそんな元も子もないようなことをするのか。ともかくこんな炎天下の作業ともおさらば。シェッドワーカーとして働くことになりました。20本くらいバナナがくっついてる房を5,6本ずつにナイフでカットしていく作業です。こんなの女の子がやるような仕事じゃん楽勝でしょ、と思っていた僕が甘かった。バナナの微妙な重さで手首が爆発しそうです。
その他
他にも色々細かい仕事をやってました。出荷用の箱に8時間ひたすらビニール袋をかぶせる作業や、スプリンクラーを直す仕事、ファームに落ちている木をひたすら拾って集める謎の作業などなど。
1年目終了
そして気づけば10か月もバナナファームで過ごしてしまいました。当初は体力がなさすぎてすぐにクビになるかと思いましたが、マジメに仕事(をしているフリ)をしていたらスパーバイザーに気に入られ、楽な仕事をやらせてもらえたりしました。
ただ気に入られすぎて本来休みのはずの土曜も出勤しろ、なんてことをたまに言われるのが難点です。
まとめ
ここで僕はビザが終了したので1度日本に帰ることになります。ファームジョブはしんどいけど慣れて楽なポジションゲットできたら天国です。タリーでの仕事意外の生活も別の記事で書こうと思います。
次回、一時帰国&フィリピン留学編。もしくはタリー番外編。乞うご期待。
ではまた。
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